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理事長所信 スローガン
公益社団法人羽咋青年会議所
第54代理事長 中村 豊嗣

はじめに

 設立より52年間、毎年リーダーが変わっても「明るい豊かな社会の実現」を目的に、ぶれることなく多くの先輩諸兄姉が汗を流し活動してきました。時には笑い、時には涙しながら、力の限り最善を尽くし活動してきた結果が、今この地域の礎となり、我々の活動を支えてくれています。
 私たちは感謝の気持ちを忘れず、継承すべきものをさらに磨き上げ、新たなものを生み出し、時代を担う責任者として未来を切り開く使命があります。その使命を全うするため、例えどんな困難があろうと常に改革の能動者としての気概を持ち歩み続けます。
 本年度、「羽咋郡市を もっしい町(おもしろいまち)に すっぞいや(しよう)!!」をスローガンに掲げます。「もっしい 」とは、この地域の方言で「おもしろい」を意味します。私の考える「おもしろい町」とは、誰もがこの町の魅力に興味をそそられ、この町に住んでいて良かった、こんな町に遊びに行きたいと思える町です。この地域には、「もっしい町」になる可能性がたくさんあります。我々は、千里浜海岸での継続的なイベント・羽咋郡市の魅力発信・人材育成・他団体との連携を通して「もっしい町」づくりを行います。

千里浜

 能登半島西部・羽咋市から宝達志水町にかけて、世界でも珍しい海岸があります。砂の粒子が細かく水分を含むと固く締まり、日本で唯一、砂浜の上を車で走行できる「千里浜なぎさドライブウェイ」は、羽咋郡市の観光の中心です。我々はその魅力と現状を発信し続けることで、多くの方に興味をもってもらう機会を提供します。
 2016年旅行口コミサイトを運営するトリップアドバイザーが発表した「トラベラーズチョイス世界のベストビーチ2016」の日本国内のランキングで「千里浜なぎさドライブウェイ」が1位となりました。これは、千里浜を日本一の砂浜にしようとチャレンジビジョンに掲げた我々としては、非常に嬉しい結果となりました。地域の方々の努力はもちろんですが、先輩諸兄姉から受け継ぐ地道な活動がこの素晴らしい結果に繋がったと考えています。
 一方、千里浜海岸の侵食問題は未だ解決をみていません。県が中心となり様々な対策を試みていますが、より早急な対策が望まれています。我々は、千里浜クリーン運動を通じ地域住民と一体となった取り組みを行い海岸保全と利活用推進に関する住民意識の向上を図ります。

羽咋郡市の魅力を発信する

我々が暮らす、宝達志水町・羽咋市・志賀町を含める能登地域が世界農業遺産に認定されました。長い時間をかけて、自然と調和した人の営みが作りあげた里山里海は、私たちに多くの恩恵をもたらしてくれます。この先代から受け継いだ里山里海から、生み出される魅力を発信することで、多くの方に興味をもってもらえる機会を提供します。
・自然栽培の魅力
羽咋郡市で行われている、農薬を使わず自然の力を最大限に借りて育てる自然栽培は、全国的に見ても先駆けた取り組みとなっています。また、行政、生産者、JAなどが協力してこの取り組みを推進していることは、農業の未来にとって非常に重要な事だと考えます。我々は、自然栽培で作られた米・野菜の持つ価値を提供できる場をつくり発信して参ります。
・ジビエの魅力
天然の野生鳥獣の食肉を意味するジビエは、羽咋郡市の新たな魅力として注目されています。現在、日本各地で野生鳥獣による農作物の被害が後を絶ちません。その結果、農業従事者の対策費用や労力が増えることが問題になっています。そのような野生鳥獣を新しい地域ブランドとして、有効活用することは、今後の地域創生に向けた重要な取り組みであると言えます。能登において羽咋市ではいち早く、イノシシの食肉処理施設を整備し新鮮な肉を出荷できる体制にありますが、販路の確保拡大が課題となっています。そこでイノシシ肉の可能性を探求し課題の解決に繋げていきます。
・歴史的建造物の魅力
茅葺の重厚な門構えを残す喜多家、日和山と呼ばれる絶壁の上にある日本最古の西洋式木造灯台である旧福浦灯台、能登初の禅風をもたらした豊財院、中世文化財が多く保管されている永光寺、能登国一宮氣多大社など羽咋郡市には多くの歴史的建造物が存在します。その中で、五重塔をはじめ十棟の国指定重要文化財がある妙成寺は、建築・歴史・景観などの面から様々な事を洗い直し「国宝昇格」を目指しています。国宝昇格への動きは、観光価値の増加だけではなく住民の地域への誇りや愛着を深め、地域社会の連帯感を強めることにも繋がり、多くの相乗効果が期待されます。まずは、地域住民への理解と協力を得ることが重要であると考えます。
・地域企業の魅力
昨年度開催された「星空マルシェ〜地域の魅力が夜空を照らす〜」には、初年度同様、多くの方が来場し、羽咋郡市で活動する星のように輝いた企業や団体と交流を深めて頂きました。本年度も、多くの企業や団体が参加頂けるようメンバー一丸となって取組みます。

地域の未来を担う子供たちに

 家庭環境や生活様式が多様化していることで、大人だけでなく子供たちも取り巻く環境が変化しています。核家族化、一人っ子の増加、遊び場の喪失、地域コミュニティの衰退等により、子供たちが様々な年齢層の人と出会い、多様な人間関係を築く機会が損なわれがちです。我々は、今後の「もっしい町」を担う子供たちに様々な場を提供し、教育環境が少しでも良くなるきっかけを提供します。
・スポーツの力
第9回わんぱく相撲羽咋郡市大会では、子供たちに、幅広い世代との交流を通して、その方々に対する「思いやりの気持ち」を育てると共に、感謝を伝えることの大切さを学んでもらいます。また、JCカップ2017では、サッカーを通じて「グッドルーザーの精神(たとえ勝負に負けたとしても相手を称えられる強く前向きな心)」を伝え、道徳心を持った自立した人材を育みます。
・心の育成
次代を担う子供たちの役割は、どの地域においても重要だと考えています。しかし、平成27年度文部科学省学校基本調査によると、小学校 2.6万人(前年度より2千人増加)中学校 9.7万人(前年度より2千人増加)の不登校の生徒がいます。 不登校の生徒が存在する学校の割合は、全小学校の47.8%、全中学校の85.5%と数字の高さに驚かされます。 不登校の問題には、当事者の子供たち、そして同時にその保護者も孤立している現状があると言われています。様々な問題を抱える子供たちを救うきっかけとして、まずは現状を理解し、悩みを1つでも解決できる場を提供します。

地域の為が 自分の為

 私が常に大事にしていることは、自分の為は後回しに考えるということです。会社経営にしても、青年会議所活動においても、自分の利益を最優先にしては長続きしないからです。まずは、地域や周囲に貢献し求められる事が歩みを続けられる条件だと考えています。
私も含め多くのメンバーは、職場や家庭において自分達に掛かる責任や負担は大きく自分の時間を作りにくいのが現状かもしれません。しかし、限られた時間で地域の為に考え行動することが、必ずこの地域の発展に繋がります。この地域が様々な面で発展することは、自分自身の生活・仕事において必ずプラスになると考えています。今後も地域への奉仕が未来の自分への成長に繋がると信じて行動します。

結びに

 「故郷には帰らない。」そう思い続けていた大学生活でしたが、友人から「地元はどんなところ?」と聞かれたときには「海岸を車で走れるような、自慢のところだよ。食べ物もおいしいから、今度遊びに来てよ」と故郷を宣伝している自分がいました。自分では気づかないうちに、誰よりも故郷を誇りに思っていました。
 県外に住む方の多くは、故郷に帰りたいと一度は思ったことがあると思います。私は、幸運にも帰れる環境があったため、今ここにいます。憧れた都会にはないものがここにはたくさんあります。昔はそれが当たり前すぎてつまらないと思っていましたが、故郷を離れてその素晴らしさが分かり、誇りに思えることができました。
 そして2011年に(公社)羽咋青年会議所に入会し、羽咋郡市を支えるメンバーの一員となることができました。ここに住む方々を大切にしながら、誇りと思える魅力を広く発信し、多くの方に「羽咋郡市は もっしいな」と興味を持ってもらう事が私の使命だと考えています。
 これからも、故郷に思いを寄せ活動できることに感謝しながら、まちづくりという使命に取組んで参ります。メンバー並びに関係団体の皆様のご指導・ご鞭撻、そしてご協力をお願い申し上げまして所信と致します。

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